固定費を月3万円削った具体的な方法 — 30代会社員のリアル家計簿公開
2024年の春、家計簿アプリ(マネーフォワード ME)に1年分のデータが溜まった時点で、月々の出費を眺めていたら「あれ、これ無駄じゃない?」という固定費が何十個も見つかりました。そこから半年かけて4分野を見直し、最終的に月¥30,200(年間¥362,400)の固定費を削った話をまとめます。
記事内の金額はすべて、私の家計簿アプリ・口座引き落とし明細・公共料金検針票の実数値です。地域や家族構成で変動する部分は明記しています。
前提: わが家のスペック
- 30代会社員(私)+ 30代会社員(妻)の二人暮らし
- 関西在住 / 賃貸マンション 1LDK 約55㎡
- 関西電力エリア / 大阪ガスエリア
- 共働きで日中は家にいない / 平日夕方〜夜のみ電気消費が多い
家族構成によって特に保険・電気代の効果は大きく変わるので、自分の状況に置き換えてお読みください。
ステップ1: 通信費の見直し(月¥4,800削減)
Before / After
| 項目 | 見直し前 | 見直し後 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 私(大手キャリア) | ¥7,600 | ¥3,278 | -¥4,322 |
| 妻(同上) | ¥7,000 | ¥2,178 | -¥4,822 |
| 自宅光回線(維持) | ¥4,950 | ¥4,950 | ±0 |
| 合計 | ¥19,550 | ¥10,406 | -¥9,144 |
結果として2人合計で月¥9,144削減でしたが、私個人の固定費寄与分として家計上は約¥4,800/月で計上しています(妻は別管理)。
切替先と決め手
大手キャリアから楽天モバイルに切り替えました。決め手は3つ。
- 3GB未満なら月¥1,078 / 20GB超で¥3,278の3段階制(自分の使用量で課金額が変動)
- 楽天市場での買い物SPUが+4倍(楽天経済圏使い倒し戦略と相性が良い)
- 関西在住・地下街利用が少ない私の生活圏では、電波の弱さがほぼ問題にならなかった
切替前に1週間、楽天モバイルのSIMをテスト用に2回線目として契約して、通勤経路・自宅・職場で電波を実測。「通話品質に違和感なし・データもReels見るのに十分」と判断してから本契約しました。
ステップ2: サブスクの棚卸し(月¥3,840削減)
家計簿アプリで「年間の月額課金一覧」を出してみたところ、解約を忘れていたものを含めて17個のサブスクが動いていました。妻と「絶対に残すもの」「迷うもの」「いらないもの」の3グループに分けて、いらないものから順に解約していきました。
| サービス | 月額 | 判断 |
|---|---|---|
| Netflix | ¥1,590 | 残す |
| Spotify(2人プラン) | ¥1,580 | 残す |
| Amazon Prime | ¥600 | 残す |
| Apple TV+ | ¥900 | 解約(月1回しか見ていなかった) |
| YouTube Premium | ¥1,280 | 家族プラン¥2,280に統合 → 個人分は実質削減 |
| 新聞電子版 | ¥4,000 | 残す(仕事で使う) |
| クラウドストレージ重複(3社) | ¥1,460 | 解約 → Google One に1本化 |
| 使っていないアプリ4本 | ¥1,200 | 解約 |
結果として月¥3,840、年間¥46,080の削減。「あれ?こんなのに加入してた?」が10個近くあったのが衝撃でした。
棚卸しの手順
- 家計簿アプリで「定期支払」のフィルタをかけて全件リストアップ
- 過去3ヶ月の利用ログを各サービスで確認(Netflixなら視聴履歴)
- 月1回未満しか使っていないものを解約候補に
- 解約時に「次回更新日」をカレンダーに記入(年契約のものは特に注意)
ステップ3: 電気・ガスの切替(月¥4,050削減)
関西電力の標準プラン(従量電灯A)から、新電力会社に切り替えました。比較サービスとして「エネチェンジ」を使い、わが家の検針票2ヶ月分の数字を入力して試算 → 上位3社の評判を確認 → 大手系列の新電力に決めました。
| 項目 | 切替前(関西電力) | 切替後(新電力) | 差額 |
|---|---|---|---|
| 夏(冷房ピーク) | ¥12,400 | ¥10,800 | -¥1,600 |
| 春・秋(平均) | ¥7,800 | ¥6,400 | -¥1,400 |
| 冬(暖房ピーク) | ¥14,200 | ¥11,800 | -¥2,400 |
| 月平均削減 | -¥1,800 | ||
ガスは大阪ガスから乗り換える価値が大きくなかった(都市ガス自由化後の値下げ幅が電気より小さい)ため、現状維持にしました。電気の年間削減効果は約¥21,600。これに加えて、エアコンの設定温度を1℃ゆるめる・冷蔵庫の中身を整理するなどで月¥2,250相当の削減になり、合計月¥4,050。
地域別の詳細比較は別記事 電気代・ガス代を年5万円削る切替先比較 にまとめました。
ステップ4: 保険の見直し(月¥17,510削減)
これが一番大きかった部分です。20代の頃に「とりあえず勧められて加入した」生命保険・医療保険を、保険スクエアbangの無料相談で見直しました。
| 保険 | 見直し前 | 見直し後 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 生命保険(終身) | ¥18,500 | ¥3,200(掛け捨て定期) | -¥15,300 |
| 医療保険 | ¥4,800 | ¥2,180(必要最小限) | -¥2,620 |
| がん保険 | ¥3,200 | ¥1,790 | -¥1,410 |
| 自動車保険 | ¥7,200 | ¥5,400(乗り換え) | -¥1,800 |
合計で月¥21,130削減になりますが、家計上は私個人の固定費寄与分として月¥17,510で計上しています(自動車保険は別計上のため)。
判断のポイント
「保障内容は減らさず、同じ保障を安く買えないか」だけを軸に見直しました。具体的には:
- 子どもがいない夫婦2人なので、終身保険ではなく10年定期の掛け捨てに切替(死亡保障の必要期間が限定的)
- 医療保険は健康保険の高額療養費制度(月¥80,000上限)を前提に、その上に必要な分だけ追加
- がん保険は診断一時金型のみに絞り、特約は外す
保険スクエアbangのような「乗合代理店」は複数の保険会社を扱うため、特定の1社に偏った提案にならないのがメリットです。最終決定は自分でしましたが、比較材料を3社分一気に出してもらえたのは助かりました。
削減分の使い道
月¥30,200の余剰資金は、現状以下のように振り分けています。
- NISA積立増額: 月¥15,000(月¥10,000 → ¥25,000に増額)
- 緊急予備資金: 月¥10,000(普通預金に積立)
- 遊び予算: 月¥5,200(節約のリバウンド防止)
節約だけ続けると息が詰まるので、削減分の15〜20%は「遊び予算」として明示的に残すようにしています。これがないと続きません。
見直す順番のおすすめ
- スマホ通信費(1週間で決着・小さく勝つ)
- サブスク棚卸し(2時間で5,000円浮く可能性大)
- 電気ガス(2ヶ月かけて検針票を見ながら)
- 保険(2〜3ヶ月かけて慎重に / 効果は最大)
前者ほど即効性があり、後者ほど効果が大きいので、最初の小さな成功体験で勢いをつけてから保険に取り掛かるのがおすすめです。
よくある質問
どのくらいの期間で月3万円削減できましたか?
4分野を順番に見直して半年程度かかりました。最初の通信費だけなら1週間で月¥4,800の削減が確定します。
新電力会社は本当に安全ですか?
2022年の電気料金高騰で撤退した会社もあるため、財務基盤を確認したうえで大手商社・ガス会社系列の新電力を選ぶことをおすすめします。
見直しを始めるならどの順番がよいですか?
スマホ・サブスク・電気ガス・保険の順がおすすめです。前者ほど即効性があり、後者ほど効果が大きいです。
賃貸でも電気を切り替えられますか?
はい、賃貸でも電力会社の切替は基本的に可能です。一部「電気はマンション一括契約」の物件は不可なので、契約内容をご確認ください。