株式投資とは、企業が発行する株式(かぶしき)を買って、その会社の“ごく一部のオーナー”になることです。株を持っていると、会社が利益を出したときに配当金を受け取れたり、企業によっては株主優待がもらえたりします。さらに、買ったときより株価が上がったタイミングで売れば、その差額(値上がり益)が利益になります。逆に株価が下がれば損失(元本割れ)になる、という値動きのある商品です。
株のリターンは、①売却益(安く買って高く売る)と、②配当・株主優待(持っているだけでもらえる)の2つに分けて考えると整理しやすいです。短期で値上がりを狙うほど読みは難しくなるので、初心者はまず「応援したい会社を少額で持ってみる」くらいの気持ちから始めると無理がありません。
細かい用語の前に、まず全体の流れを3ステップで押さえましょう。上から順に進めるだけで、最初の1株が買えます。
| ステップ | やること | ひとこと |
|---|---|---|
| 1 証券口座を開設 | ネット証券で口座を申込・本人確認 | 株を買うための“入れ物”。無料で開ける |
| 2 入金する | 銀行から証券口座へお金を移す | まずは少額(無理のない金額)でOK |
| 3 株を注文する | 銘柄・株数・注文方法を選んで購入 | 単元未満株なら1株から買える |
※口座開設には本人確認書類(マイナンバーカード等)が必要です。審査・開設にかかる日数や必要書類は各証券会社で異なるため、最新は各公式でご確認ください。
株は銀行では買えません。株式を売買するには、証券会社で証券口座を開く必要があります。証券口座は、いわば株を入れておくための専用の財布。ここに入金したお金で株を買い、買った株もこの口座で管理されます。手数料の安さや単元未満株への対応、画面の使いやすさは会社ごとに差があるため、ネット証券から選ぶのが初心者には定番です。
たとえば老舗のネット証券である松井証券は、初心者向けのサポートや少額投資にも対応しており、最初の1社として候補になります。どの証券会社にするかをじっくり比べたい人は、新NISA視点での比較記事も用意しています。👉 ネット証券 おすすめ比較(新NISA)
株の取引には大きく「現物取引」と「信用取引」がありますが、初心者がまず使うのは現物取引です。現物取引は、自分が入金したお金の範囲内で株を買うごくシンプルな方法。買った株はそのまま保有でき、最悪でも投じた金額を超えて損をすることはありません(株価がゼロになれば全額損になりますが、それ以上の借金は発生しません)。
信用取引は、預けたお金以上の金額を借りて取引する(レバレッジをかける)方法で、うまくいけば利益が大きくなる反面、損失も投資元本を上回る可能性があります。仕組みを十分に理解しないうちは手を出さず、まずは現物取引で値動きに慣れることを強くおすすめします。
かつて日本株は「100株単位(=1単元)」での購入が基本で、有名企業の株は1単元で数十万円かかることも珍しくありませんでした。しかし今は、多くのネット証券が単元未満株(1株から買えるサービス)を提供しています。これを使えば、株価が数千円の会社でも数百円〜数千円で買えるため、初心者が少額で始めるのにぴったりです。
| 買い方 | 必要な金額の目安 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 1 単元未満株(1株〜) | 数百円〜数千円程度から | とにかく少額で試したい初心者 |
| 2 単元株(100株単位) | 数万円〜数十万円 | 優待・議決権までしっかり狙いたい人 |
| 3 投資信託で分散 | 100円〜数千円から | 個別株選びが不安で分散したい人 |
※株主優待や議決権は「1単元(100株)以上」で得られるのが一般的で、単元未満株では対象外のことがあります。条件は企業・証券会社で異なるため各公式でご確認ください。分散重視なら投資信託の選び方は 投資信託の選び方 にまとめています。
株を買うには、まず証券口座が必要です。老舗ネット証券の松井証券は、口座開設は無料で、少額投資にも対応。初心者がはじめの1社として候補にしやすいネット証券です。手数料やサービスの最新条件は公式でご確認ください(条件は変動します)。
▶ 松井証券 公式で口座開設の条件を見る株を買う(売る)ときには、注文方法を選びます。代表的なのが「成行(なりゆき)」と「指値(さしね)」の2つ。ここを理解しておくと、「思ったより高く買ってしまった」という失敗を防げます。
| 注文方法 | どんな注文か | メリット/注意 |
|---|---|---|
| 1 成行注文 | 価格を指定せず今の市場価格で売買 | すぐ約定しやすい/想定外の価格になることも |
| 2 指値注文 | 「この価格で」と価格を指定して売買 | 希望価格で買える/届かないと約定しない |
💰 初心者のコツ:「いくらで買うか」を自分でコントロールしたいなら、まずは指値注文から慣れるのも一つの手です。急いで買いたいときは成行が便利ですが、値動きの激しい銘柄では予想外の価格で約定することがあるので注意しましょう。
株を売買すると、原則として売買手数料がかかります(条件により無料の場合もあります)。手数料は証券会社や取引金額、コースによって異なり、近年は少額取引の手数料が無料・割安のネット証券も増えています。少額・頻繁に取引するほど手数料の差が効いてくるので、「自分の取引スタイルで実際いくらかかるか」を口座選びの段階で確認しておくと安心です。
手数料は1回あたりは小さく見えても、何度も売買すると積み重なります。さらに、単元未満株は通常の取引と手数料の体系が違うことがあります。「無料」とうたっていても条件付きの場合があるので、必ず各証券会社の公式で最新の料金体系を確認してください。
株は売って利益を出すだけではありません。会社が利益の一部を株主に還元する配当金や、自社製品・割引券などがもらえる株主優待も、株を持つ楽しみのひとつです。配当や優待を受け取るには、「権利確定日」に株を保有している必要があり、優待は前述のとおり1単元(100株)以上が条件のことが多い点に注意しましょう。
配当金や株主優待は、業績悪化などで減額・廃止されることがあります。また、優待目当てで買っても株価そのものが下がれば、優待の価値以上に元本が目減りすることもあります。「優待がお得だから」だけで判断せず、会社の状態や株価の値動きも含めて考えるのが大切です。
通常、株の値上がり益や配当には税金がかかります。ここで活躍するのが新NISA。新NISAの成長投資枠を使えば、対象となる個別株や投資信託の運用益を非課税にでき、コツコツ続けるつみたて投資枠と合わせて活用できます。これから始めるなら、まずNISA口座で非課税のメリットを活かすのが王道です。
※NISAの非課税枠や対象商品には制度上のルールがあり、内容は変わることがあります。本記事は「個別株・現物取引の入門」に特化しています。投資信託の選び方や新NISA制度の詳しい解説は上の各記事をご覧ください。
最後に、最初につまずきやすいポイントをまとめます。事前に知っておくだけで、大きな失敗はかなり防げます。
つまり株式投資は、少額から・分散を意識して・余裕資金で・自分で判断して始めるのが失敗しないコツです。「必ず儲かる方法」は存在せず、元本割れの可能性は常にあることを前提に、無理なく続けられる範囲で経験を積んでいきましょう。
投資の“入り口”として制度から固めたい人は 新NISA・ネット証券おすすめ比較 を、個別株より分散をまず優先したい人は 投資信託の選び方 を先に読むと、自分に合ったスタートが選べます。お金の土台づくりからなら 👉 お金を貯める方法 完全ロードマップ もどうぞ。
株式投資を始めるには、まず証券口座が必要です。編集部がよく紹介する定番のひとつが松井証券。手数料・サービス・条件は変動するため、必ず各公式の最新情報をご確認ください。他のネット証券との比較は新NISAの比較記事も参考になります。
| サービス | こんな人に | |
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